jQueryで要素を動的に追加したい際は「append」が便利ですよね。
今回、この「append」にて追加した要素をその後の処理で続けて用いたい際、変数に格納しておくにはどうするの?で困ったので解決策をご紹介します。
「append」の結果または戻り値のオブジェクトをスムーズに変数化するイメージです。

ここで登場するのが「appendTo」という関数です。

「append」と「appendTo」はどちらも要素追加の関数ですが、違いは「追加する要素」と「追加される要素」の記述順序の違いです。
具体的な例を紹介します。

$('要素A').append('要素B');

この場合、BをAに追加します。

$('要素A').appendTo('要素B');

この場合、AをBに追加します。

用法は上記の通りですが、問題の「追加した要素を変数に格納」する際の方法を紹介します。

var obj_A = $('要素A').append('要素B');
var obj_B = $('要素A').appendTo('要素B');

このように記述方法は至ってシンプルです。処理そのものを変数に格納するだけです。
ただし注意が必要なのが、格納されるオブジェクトの違いです。

「append」の方では、「要素を追加されたA」がオブジェクトとして格納されます。
それに対し「appendTo」では「要素として追加したB」が格納されます。

その後の処理でどちらのオブジェクトを利用するかによって使い分けていきましょう。

(参考)
私的ウェブメモ!